2005-01-01から1年間の記事一覧

今年も勝手に映画大賞2005

たしか勝手に3回目だったと思います。ことしは該当作を捻出するのに若干苦労しました。結果的に、すごく無難です。例年どおり製作国別にせずに評価しようとしたのですが、考えているうちにひどく混乱したので、日本で制作された作品に限定しました。では、ベ…

年の瀬に満足できるものを観た 『いつか読書する日』

お笑いマニアを自称する人がいるけれど、彼らの多くは古い笑いを知らない。圓歌といってあの禿頭を思い出す人が何人いることか。いや批判したいのではなくて、僕だって古い映画を知っているとは言い難いので、そういう意味では、日本映画マニアなのかなあと…

青春映画を嫌いになれない病 『スクールデイズ』

天才子役と呼ばれた少年は引退後に「ふつうのこども」として生活するものの、学校ではいじめられ、家庭は崩壊寸前。この状況を脱却すべく受けたオーディションで学園ドラマの出演が決まるが、演技でもいじめられっこ。やがて現実とフィクションがごちゃ混ぜ…

なんて豪華なB級映画 『男たちの大和/YAMATO』

実は、予想していた以上にまともな作品になっていて、かなり驚いています。いつだったか、この作品の製作発表があったとき、これは正気の沙汰でないと哀れんでおりました。ところがこういった作品に出資したくなる人びとが意外にも多く(いや発表段階から分…

5分に1度、室温の下がる日

寒くて貧乏というのは、目も当てられないですね。ないボーナスで急いで礼服をこさえたので、法事はこれで出かけようかと思ったら、略式でよいとお達しが。だったらこんな懐の厳しいときに買わなくてもよかったのに。先日からいよいよ始めた外国為替証拠金取…

外は寒いから

まわるレコードの音きこえてきたよ(東京60WATTSですよ念のため) 休みなのをいいことにグータラしておったのですが、さすがにどこにも出かけないというのもバカバカしくなり、散髪のついでに近くのショッピングモールまで行って、買ってきました。後藤真希 …

楽曲大賞ウォッチング

ついに1位の楽曲のポイントが4桁に到達したのですね。ヲタ層そのものがさして拡大していないとすれば、単純に敷居が低くなってきたということになりますから、たいへんよい傾向です。集計する方の苦労に思いをいたします。 その結果というのが、ものすごく興…

ふたりの格闘シーンは見事 『東京ゾンビ』

佐藤佐吉の長編初監督作、というのが非常に意外なんですよね。どうもこの人には、神出鬼没なイメージがあります。しかしさすが、慣れたものというか、カットの作り方とか演出とか、うまいよなあと思いながら観ました。あとは浅野忠信の演技のよさですよ。あ…

今日も元気だビールがうまい 『ALWAYS 三丁目の夕日』

(実際は、ここ数日、お腹が緩くてヒーヒー言っております。) 年の瀬に入り、去年ほどとまではいかないまでも、ずいぶんと観てきた今年の映画の数々を、リストをもとに思い出すことがあるのですが、そのたびになんだか釈然としないものを感じてしまいます。…

寝る前に目が冴えちゃったよ

『さよならみどりちゃん』ナント三大陸映画祭ダブル受賞 これはすばらしいニュースだね。古い日本映画の残り香のような作品だなあと思うのだけれど、それが外国で評価されたというのは、誉れ高いことですよ。ほんとよかった。 よかったので、もう寝ます。

地震がないのに津波がきた感じ 『親切なクムジャさん』

いま、じっくりとパク・チャヌク監督のいわゆる「復習三部作」を思い出していたのですが、すべてにおいて誰かが誘拐されているんですね。そして『復讐者に憐れみを』では被害者の父親が、『オールド・ボーイ』では被害者自身が、そして今作では加害者に冤罪…

遅ればせながらハロプロ楽曲大賞

今週もよく働いたしよく飲んだ。金曜は人生で2番目に激しく記憶が飛んだなあ。地下鉄の駅の階段を下りてからJRの電車に乗るまでの記憶が、すとーんと抜け落ちてる。泥酔して電車で吐きそうになるし、乗り換えがなくて家に帰れないし、風呂はおろか顔さえ洗え…

書いてなかった感想ふたつ

映画の感想は、やっぱり観たその日に書かないとダメですね。なかなか思い出せない。この間、どのくらいの酒量があったか覚えてませんが、とにかく、冷静なうちに記録を残さないとなりません。 近代はどっちだ 『バッシング』 東京フィルメックスで観てきまし…

選びやすさと選びづらさ

投票直前の駆け込みのようですが、ハロプロ楽曲大賞の候補曲リストです。ことしはこんなん。 すき焼き レモン色とミルクティ 声 大阪 恋の歌 (以上、モーニング娘。) 空 LIFE GOES ON (以上、安倍なつみ) 抱きしめないで 〜日記付き〜 (以上、W) 気が…

秋晴れの朝だった

ばあさんが死んだ。今年の春には顔色もよく、自力で車椅子を走らせていたので、入院したと聞いても、すぐに戻ってくるだろうと思っていた。倒れてからはあっという間だった。しかしそのあっけなさが、親戚中をほっとさせもしていた。 遠方に住んでいたので、…

途中で飽きた 『TAKESHIS'』

今日は一日中眠いので、作品のせいにしてしまうのも申し訳ないのですが、数秒間、意識が抜けてるんですよね。こうして感想を書こうとしているいまも眠いので、ほんの数行で終わると思いますよ。 この作品をどう捉えるのが正解か分かりませんが、いわゆる「ネ…

そう、この美しさとおいしさ 『カナリア』

家でレンタルDVDを鑑賞するなんていつ以来か。それ以上に、ほとんど家を出ていない。少なくともここ1ヶ月はそんなことがありませんでした。どうりで疲れてるわけだ。 さて、春にスケジュール調整がどうしてもうまくいかずに観られなかったこの作品を、半年以…

作りが丁寧なだけに惜しまれるキャスティング 『誰がために』

最愛の人を見ず知らずの少年に理由もなく殺害された男は、非公開の裁判で犯人を隠匿され、しかも彼は簡単に少年院を出所してしまう。命を奪ったものは命で償うしかないのか。残された男の心理と行動を追った作品です。 とにかく丁寧だというのが印象です。ふ…

毛布はじめました

キャメイさんの箸使いが気になって、ついついテレビに釘付けになる今日この頃です。 休日出勤は土曜日に似ていて、なんだかすっかり終末気分なのですが、今週は土曜日も働きます。こんなんで果たして明日を無事に乗り切れるのだろうか。朝は寒いしなあ。 い…

盛岡遠征とこんこんの夜

過酷な数日間を過ごしております。金曜夜にフルスピードで残務をやっつけて新幹線に乗るも、満席につきデッキで過ごす破目になり、フラフラで盛岡に到着。学生時代の知人友人に会い、1泊。次の日は温泉につかりすぎで前日以上にフラフラになるも、どういうわ…

秋の東京五番勝負 後半

さあ、今日は六本木ヒルズです。上映と上映のあいだの暇つぶしができない! 豪華出演者で乗り切った『寝ずの番』 監督のマキノ雅彦って誰かと思ったら、津川雅彦のことなんですね。ある落語家の通夜の晩、ろうそくの火を絶やしてはならないと寝ずの番をする…

秋の東京五番勝負 前半

ここ数週間、DVDにおいてさえ映画に触れてこなかったため、気になっている作品がたまりにたまっております。そこで、ひとまず近所で興行しているものを後回しにして、二日間、東京に通いつめることといたしました。折りしも東京国際映画祭の真っ最中。前半の…

秋の陽は落ちゆく

そっか、昨日はガキさんの誕生日だったのね。先日に習って、田辺マモルの歌に「僕を好きだった君が好きだった」というものがありますけど、ガキさんに対しては、「5期を好きなあなたが好き」といったところですね。あの保守的なポリシーが素敵です。 それは…

解放宣言としてのごっちん

(いわゆるひとつのネタバレっぽい部分ありますけど、気にしなくていいと思います) 通過儀礼もなんとか終了し、もうしばらく、なーんにも考えたくありませんよ。実際考えてません。これで仕事がもう少し楽だといいのですが。激務じゃないのに真綿で首絞める…

さらに、いろいろあんねん

「おわりかとおもったらおわらなかった」という田辺マモルの『つ・づ・く』がエンドレスで脳内を駆け巡っております。 それこそ下の日記をアップした直後です。電話が鳴りましてね。会社の同期(男性)からだったのですが、いま我が家最寄の駅にいると。その…

いろいろあんねん

いやー、頭が真っ白になりながら、落語を演じましたよ。受けてるのかどうか分かんないなあと思っていたんですが、なんと社長賞をいただいてしまいましたよ。時間オーバーしてましたけど、誰かがタイムキーパーを止めてくれたんだそうです。なんだか、せめて…

いま、どういう状況か

あした、件の落語披露の日です。いつもの「やりたくない病」にさいなまれ、数回しか練習していませんが、科白忘れはないことが判明したので、あとは一が八かです。ちなみに、酒飲む芸を取りやめ、本当に酒を飲むことにしました。体育会系なもので。本日、リ…

ありえない長い日曜日

ここんところ2週間、映画も観ていないし、録画しておいた『ハロモニ。』も放りっぱなしです。それというのもいくつか理由はあるのですが、そもそも疲れているというのは、たしかにあります。それでも土日のうちのどちらかは遊んで、どちらかを休養に当てて、…

なんとか今週は無事に終わるか

昼休みに職場近くのPCショップに初めて足を踏み入れたら、宇喜多千が流れてました。という事実を知ったのはほんの数分前でして、「眠くなる楽曲だ。しかし明らかに耳に引っかかる。なぜだ。」というのが印象でしたね。この時間まで覚えていたんだから、よっ…

腹が減ったからビール飲んで寝る

およそ1週間、家のパソコンの電源を入れなかった。その間に世界は大きく変わったかと思ったけれど、なんにも変わりやしなかった。ただちょっと、自分の家が汚くなっただけだった。KISSアーティスト: アナログフィッシュ,下岡晃,佐々木健太郎出版社/メーカー:…