選びやすさと選びづらさ

投票直前の駆け込みのようですが、ハロプロ楽曲大賞の候補曲リストです。ことしはこんなん。

すき焼き
レモン色とミルクティ

大阪 恋の歌
(以上、モーニング娘。
空 LIFE GOES ON
(以上、安倍なつみ
抱きしめないで 〜日記付き〜
(以上、W)
気がつけば あなた
(以上、松浦亜弥
シンガポール トランジット
もしも終わりがあるのなら
(以上、後藤真希
21時までのシンデレラ
愛する人の名前を日記に
ギャグ100回分愛してください
(以上、Berryz工房
好きすぎて バカみたい
(以上、DEF.DIVA
ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!
(以上、H.Pオールスターズ)

非常に漠然としていますけど、ハロプロって近代史のおさらいみたいなもんだと思っておりまして、その点で言えば、ついに後期近代たる今日に追いつきつつあるわけです。つまり、大河が存在しなくなるので、ラテン化といいますか、バカになれちゃうんですよね。
それゆえ、今年はストーリー的要素を完全に無視したうえで候補曲を選べて、自由度が大きくなったのだなと思っていました。しかし、それもなかなか難しい。というのも、基準軸をひとつ失ったわけですからね。それに、いくら無視しようとしても、歌い手や作り手の「らしさ」を考えると、拭いきれない何かがあるようにも思えます。
それからもうひとつ言えば、今年はちょっと、ひとつひとつが小粒すぎませんか。年々そうなっていると言われればそれまでですが。「該当曲なし」という選択肢が可能なら、それも真剣に考えます。
で、候補曲をひととおり眺めますと、「愛の第6感」はかなりいいアルバムでした。とくにガキさんの活躍は好感度が高かったことと、彼女たちらしさ、ハロプロらしさを軸に3曲。加えて、今年は愛ちゃんが後ろのほうにいたなあという印象があるのですが、彼女らしさとアレンジのよさで「大阪 恋の歌」を。
安倍ちゃん、ダブルユー、松浦さんも「らしさ」重視の選曲。ごっちんも同様ですけど、ポップなオールラウンダーとして、静にも動にも幅がとても拡がっている印象があって、タイプの違う2曲を。
今日の今日まで候補曲をリストアップできなかったのは、ベリーズのアルバムのせいでして(あと連夜の飲み会)、これを聞かずして年は越せまいと思っていたのですが、ついていけませんでした。やっぱり彼女たちがいちばん後期近代。シングル曲がどれも同じに聞こえる、というか、サビとそれ以外を巧みに切り貼りすれば別の楽曲ができてしまいそう。すでに脳内で、どのメロディーがどのサビにくっつくのか、判別できていません。それでも、だからといって無視してしまうのでは後期近代に置いてけぼりにされそうで、なんとか選曲しました。「愛する人の―」はただ気に入っただけ。
あとは、ついに90年代リバイバルなのかと思わせた、度重なる転調がたまらないデフディバと、保守の金字塔みたいなオールスターズですね。
投票結果はまた後日にします。
(すんません、ベリ1曲増やしました。新曲すげー好き。)