しらけどり映画大賞2011

いよいよ年末以外にここを更新しない状況に突入してしまったが、ツイッターの世界ではしっかり生息しているのでご安心を。今年は、もう数えたくないけれど、とにかく大量の映画を観た。間違いなく最多を更新している。1日に4本ハシゴするような乱暴な真似を…

老人のための映画館講座(再掲)

年に何度か遭遇する、ものすごく平均年齢の高い劇場。これに遭遇するたびに、これでもこの国を作ってきた立派な人なんだろうかと思ってしまう。そこで、再掲。 高校生だらけの劇場もうるさいので気をつけなくてはならないが、彼らの場合、本編が面白くなると…

ほとんど更新は無理

大人になるって難しいんだな。 という思いをあと何回しなくてはならないのかわかりませんが、とまれ、なかなかこちらにまで手を回せません。すみません。代わりにと言ってはナンですが、慣れない手つきでツイッターに登録しました。 @ngsktでほとんどフォロ…

映画は薄利多売へ進むか

日本のドキュメンタリー映画が大手配給で商業ベースに乗るということは、これまでにはほとんど考えられないことだったのではないか。しかし、ここに大きな金塊があった。正確に言えば、単館系のドキュメンタリーに客が入るようになった。たとえば松江哲明監…

しらけどり映画大賞2010

なんだかんだでいままでにない勢いで映画を観てしまった。劇場で観た作品107本。そこから旧作と洋画を除くと99本。学生の頃でもここまで多くなかった。暇だったと言えばそれまでだが、それはいまになって始まったことでもないので、やはり公開された本数が多…

また新しい一年が

今年もどうぞよろしく。ひとまず、いい案でも出てくるまで、このブログは続けることにします。 数時間前に故郷から戻ってきました。昨年に引き続き、往路も復路も飛行機が遅延する不運に会いました。往路は滑走路の除雪のため津軽海峡上空で1時間待機、復路…

安全はいただきものではない

年末、故郷で完全にのびていたら、なんだか不思議なニュースが飛び込んできた。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101230/k10013141781000.html リンク先はそのうち消滅するだろうけど、そこにはこう書いてある。 自動車のブレーキとアクセルを踏み間違え…

ご無沙汰しております

気が付けば、2010年も終わるのですね。うっかり左足の親指を深爪してしまいました。 実は前のエントリーの10日後ぐらいに、ないと思っていた人事異動を言い渡されて、とてもいい話だったのですが、それ以来忙しく、日常生活をかなり怠けました。なんとか今日…

『ハナミズキ』、故郷、憧れ

東京は、憧れの場所だろうか。輝かしく見えるだろうか。千葉で暮らし始めてもうすぐ5年半。アクセスのよさと、終電が遅いのと、赤提灯がたくさんあることと、寄席が毎日あることと、水道が凍結しないのはいいことだ。しかし魅力の多くが、必ずしも近代的なも…

おどろいたこと

池脇千鶴さっぽろシネマフェスティバル え。なにこれ。すごすぎる。一日中ちいちゃんだけ見てていいんですよ。そりゃ自宅でDVDでもできますけど、スクリーンですよ。あああ、ジョゼかあいい。んぁーーーー。ジョゼと若菜! なんでこんなにすごいイベントを、…

Xリーグがつまらなかった

最近、会社最寄の駅で毎朝、熱いのに大声を出してアメフトの試合に呼び込む関係者たちを見てきた。この酷暑である。大変なことをしているなと同情するとともに、チラシに割引がついていたので、興味本位でスタジアムに行ってみた。Xリーグの今季開幕戦である…

老人のための映画館講座

『オカンの嫁入り』を観てきた。驚くべき年齢層の高さ。ほとんど年金世代。たしかにほかの作品に比べれば年配向きではあったが、意外であった。 ちなみに作品は、小津の脱構築とでも言うべきか。小津と言えば、父親(=笠智衆)の葛藤と娘(=原節子)の葛藤…

このくにのかたちをおもう

夏休みを終えて戻ってきた。帰省した札幌は、帰省した途端に常識外の残暑に見舞われ、なんのための休暇だったのか疑問であった。父親は自動車を走行中に、逆走する軽自動車にぶつかりそうになったそうだ。その運転手は逮捕され、飼い猫が死んでむしゃくしゃ…

映画『カラフル』は愛について語りき

(物語の核心に触れますので、観ていない方は読まないほうがいいです) 人はいつ大人になるのだろう。大人になるためには、何が必要なのだろう。大人っぽい子供や、ませた子供は、大人なのだろうか。大人は、大人なのに、どうして自分の子供を育てられなかっ…

くだらない日本を問う 『キャタピラー』

更新してませんでしたけど、することがないもので、相変わらず映画は観ておるのですよ。最近、大した映画の感想も書けないのでやめておこうと思ったのですが、ブログ界隈を見ていて気に入ったものがあまりなかったもので、記録だけでも価値があるだろうかと…

住宅街を歩いた

芝居は跳ねた。まだ諦めていないことがある。クンストカメラ(人類学・民族学博物館)に行くことだ。昨日はまさかの早期閉館で面食らったが、あんなに面白そうな施設に行かないわけにはいかない。 が、その前に、夜の目的地を探しに行く。今夜は今夜とて、ベ…

サンクトペテルブルク旅行記

1月4日(土) ペテルブルク おおむね晴れ

革命は、小銭を持ってる奴のもの

2週間ばかり映画をあまり観られないでいると、観ないとならない作品が山のように溜まってしまう。全体的に低調な映画シーンであれば諦めるのだが、今年の日本映画はベースが高いように思う。90年代後半、映画の人気が復活したころに志した人びとが、次々と開…

フィガロは結婚できるか

てくてくと、マリインスキー劇場までの道。寒いし、けっこう遠い。この国の人びとは朝が異様に遅い。そのくせして、店は9時ごろから空いている。 人のいない道を、相変わらず韓国の女学生たちと歩く。ダラはぐいぐい歩くが、地図が読めないのは万国共通で女…

サンクトペテルブルク旅行記

1月4日(土) ペテルブルク おおむね晴れ

韓国の女学生に振り回される

東洋人の朝は早い。ということを、隣の部屋の韓国人たちが証明してくれた。 実のところ昨晩、ウォッカですっかりつぶれてしまい、全財産を撒き散らして寝てしまっていた。被害はなかった。同部屋のダムは本当に裏のない男だと分かった。もっとも、初めから疑…

サンクトペテルブルク旅行記

1月4日(土) ペテルブルク おおむね晴れ

カフェの女子はキュート

映画がはねたら、もうずいぶんな時間だ。とぼとぼ歩いて、本屋に入った。24時間営業の本屋というものが、この国にはある。日本にないのは教養への投資が足りないからなのか、非効率なことを悟ったからなのか。 ここで、妹への土産にクリスマスカードを購入。…

サンクトペテルブルク旅行記

1月3日(土) ペテルブルク 曇りのち雪

石井裕也、かく語りき 『川の底からこんにちは』

話題に欠かないことは知っていたが、この監督の作品を初めて観た。初の商業映画にして、すでにものすごい経歴の持ち主である。もうひとつ言えば、安藤モモ子同様、ついに年下に監督が現れたなという感慨もある。 すごいものを観た。なんだこれ。監督はなんで…

もののふは歓喜の歌を聞くか 『武士道シックスティーン』

全国公開されているのだから、たとえテアトル新宿でも混雑しないだろうと思っていたら甘かった。満席にはならなかったが、こんなに集客できる映画だったんだと思い知らされた。 成海璃子と北乃きいは、おそらく初共演だ。それぞれにそれぞれの持ち味があるの…

プロンク博士

かれこれ8ヶ月も旅行記をサボっていて、書いている本人さえもがサボタージュを忘却していたのに、ある日「つづきは?」と聞かれた。奇跡だと思った。そして当時の日記を読み返してみた。記憶で補完して読んでいた乱雑な字の解読が、若干危うくなっている。い…

サンクトペテルブルク旅行記

1月3日(土) ペテルブルク 曇りのち雪

4月の3連休は映画三昧

ここのところ忙しくて、気がついたら3週間も映画を観ていなかった。いろんなところに出かけすぎて(どれも半分仕事)、いい加減に体が悲鳴を上げたので、思い切って連休をいただきました。ここぞとばかりに、映画館に入り浸る所存。ということはやっぱり出か…

たべぞうさん、お楽しみ袋欲しい!

キャンペーンに参加するのはいつ以来だろう。 有機和食 山藤ジャンル:割烹・小料理住所: 港区南麻布5-15-25 広尾六幸館 2Fこのお店を含むブログを見る | (写真提供:まゆさん★)をぐるなびで見る | 最近、東京で食べるところに困ったら、ここで昼を取る。渋…