途中で飽きた 『TAKESHIS'』

今日は一日中眠いので、作品のせいにしてしまうのも申し訳ないのですが、数秒間、意識が抜けてるんですよね。こうして感想を書こうとしているいまも眠いので、ほんの数行で終わると思いますよ。
この作品をどう捉えるのが正解か分かりませんが、いわゆる「ネタ帳」ですよね。全体を通して云々という以前に、日頃から書き溜めているノートをひとまず映像化してみようや、という作品なのでしょう。そのうえで、あれとこれをこんなふうにつないでいって...、とシナリオを作っていった。という印象です。
しかしその映像になんの意味もないかといえば、そんなふうには感じません。ふたりの「北野武」はいわば格差社会の勝ちと負け。「政治家は選挙に落ちたらただのおじさん」とはよく言いますが、いまスクリーンにいるのがどちらの北野武か分からなくなることで、不条理の表現が成立しているように感じます。
というように自信無げに書いてはみたものの、好きかと聞かれれば閉口します。そして、この先になにを書こうかと考えていたら、すっかり混乱しました。映画ってなんなのでしょうねまったく。「京野ことみがよかったわあ」で済ませられたらすごく楽なんだけど。本家「ヨイトマケの唄」とかね。