高田渡氏を悼む

ひとつのことがいつまでもあり続けると過信してはならないということを、さまざまな出来事から教えられます。昨年、映画『タカダワタル的』を鑑賞した際、初日でもないのに本人の舞台挨拶があり、結局、それが僕の唯一の目撃経験となってしまいました。あの日、あの方はギターを持っていませんでした。いつか名曲の数々をじかに聴いてみたかったですね。それ以上の言葉が出てきません。ようやく無事に往生できたものと思い、冥福を祈ります。

高田渡 BOX

高田渡 BOX

ここに収まっている3枚が、なんといっても傑作中の傑作ですよね。