「世界の中心で、愛をさけぶ」韓国で公開

すでにリメーク権を購入した韓国の監督もいるそうで、まずまず受けるんじゃないかと思います。もっとも、韓国人が日本映画に関心があればという話ですが。もう少し真面目に心配してみると、いくら70年代の日本とはいえ、韓国社会と違って、大人が優しい。韓国の作品であれば、政治の事情とか大人の事情とかが大きく立ちはだかって、それゆえ達成されない何かに深く同情するという設定が成り立つのですが、この作品はその要素に欠くので、その点をどう観られるか。それから、大沢たかおですね。彼の演技を、韓国人は大沢節だと認識してくれませんので、その辺は博打かもしれません。あとは大して心配する要素もないでしょう。プロモーションさえしっかりやれば、なんとかなるんじゃないですかね。