「犬と歩けば」が受賞したそうです

上海国際映画祭のアジア新人映画部門最優秀作品賞とのこと。当然のことですが、審査員がこの作品を見た感覚というのは、僕がアジア映画を見るそれと似ているようです。この作品はキャストが濃厚で(なかなかよいキャスティングなのですが)、キャラクターの向こう側にあるディテールに気づきづらいような気がします。悪いことではないのですよ。ただ、外国の審査員のほうが、細かいところを観察する余裕を与えられていると思いますね。ちなみに、りょうが犬のタムラを連れて東京の田中の家を訪ねるシーン、途中から日がさして明るくなるのですが、あの部分は神懸っているようでした。
必死にフォローすると、面白かったのですよ。ただし僕の場合、直前まで「ジャンプ」を観ておりまして、やっぱりこちらのほうが良かったものですから、印象で損させてしまったとは思います。まずかったね。僕が。