1月の衝動買いハリケーン

冬のボーナスをいかに減らすことなく、夏のボーナスを迎えるかが命題となっていますが、しかし消費は快感を生むものです。正月に帰った実家は数年前からマンションの決まりでケーブルテレビが敷かれ、とくに契約するチャンネルはないのに、ショッピングの放送局だけはふたつも自動受信してしまうようにできています。フジサンケイグループディノスのチャンネルを見れば、セリーなるオカマまがいが、「ショッピング好きですかーっ!」と闘魂を注入せんとばかりのシャウトを決めていました。景気の浮き沈みというものは、いかにくだらない事柄に投資できるかで決まっているように思えます。
僕自身は必要経費だと思っているのですが、現状のパソコンが突然壊れてしまう前の自衛ということで、思い切って部品をいろいろ購入してまいりました。本当は既製品を購入してオンボロIT生活からの禊といきたいのは山々でしたが、ちまちまと補強してきた部品を捨てるのが惜しいのと、それらを活かせば安価で改良できるというのとで、寒風吹きすさぶ秋葉原に赴きました。新年会とうまく騙して前日からつき合わせた友人たちにコーディネイト(および背中を押す作業)していただきました。購入したのはこんな感じ。

  • MSIマザーボード(いままでのIDEのHDDを接続できて、クラボオンボードなやつ。1万弱。)
  • Athron64の3200+(2GHz。友人たちは不満らしいがセンプロンにしなかっただけ思い切った決断だと思っている。)
  • ノーブランドのメモリ(1GB。しばらく見ないあいだにメモリもすっかり大きくなったものだと実感。)

これに既存の部品をつなぎ合わせれば、見違えるぐらい進化したPCができる計画です。なにせいまのPCはもともと6年ぐらい前に友人が購入し、払い下げ後にパーツを付け替えてギリギリのところで動かしていましたから。先日も下見に秋葉原に行った際、どのボードを見ても、メモリの溝がひとつしかないのが衝撃だったぐらいで(いわゆるSDRAMだったわけですな)。会社の人にもさんざんダメだしされる始末でした。見返せはしませんけど、ちょっと仲間に入れてもらえるぐらいにはなれるでしょう。
ただし、僕はこの手の玄人ではありません。ましてやただひとつのPCにメスを入れます。たぶん木曜日に。その日以降、なんら音沙汰がなければ、どこかで壊したものと解釈してください。
で、実はもうひとつ、唐突に思い出して購入したものがあります。

大阪物語 [VHS]

大阪物語 [VHS]

監督市川準、主演池脇千鶴、脚本犬童一心、撮影小林達比古、蔦井孝洋(凄いメンバーだ)。池脇千鶴のデビュー作です。レンタルの払い下げ品でパッケージは小汚いのですが、まさかあるとは思わず、見つけたときには、衝撃の反射ですでに棚から商品を抜いていました。押入れにある古いVHSデッキは、このソフトの専用プレーヤーとして再び動き出す見込みです。