空が晴れたらお別れを

昨夜、帰宅すると、玄関にメール便が引っ掛けてありました。

紺野あさ美写真集「See you again」 [DVD付]

紺野あさ美写真集「See you again」 [DVD付]

 (相変わらず画像が出ませんね)
もっと発送が遅れると思っていただけに、小さなサプライズでした。そして、拝見いたしました。
いい。これはいいですよ。いままでの作品のなかでもっともシンプルで、しかしもっとも出来がいいのではないでしょうか。
今回のカメラマン、腕がいいなあ。他意はまったくないですし、写真技術なんてなにも知りませんけど、単純にそんなふうに感じます。いやそれは、ただ感じているだけなのかもしれません。被写体を取り巻くどんな環境にも、今回はおなじように感じているともいえます。つまり、思考の回り道というもので。
なにより、紺野あさ美本人が、すごくいいのです。それ以上の結論を見い出す必要はないはずです。迷いがない、戸惑いがない、突き抜けている、そして、愉しんでいる。撮られるということと、作品を作るということに対して、愉しみを見い出しています。あるピリオドを前にした、晴れ晴れとした表情が、作品のよさを決定付けたのです。もう、悔いるものはない。
それにしても、空が青い。
夏が来て、短いスカート、風よ吹け。*1

*1:市川準監督『大阪物語』より。脚本は犬童一心