満身創痍のソウルトランジット

研究室のよくある年中行事に「追いコン」というのがありますが、水曜から木曜にかけて、僕も温泉で催していただきました。いよいよ追い出されます。ハッキリ言って寂しいですし、もっと学生でしたいですし、なによりここのところ忙しくて日々が面倒くさい。
温泉など行っている場合でなかったのが発覚したのは、現地に向かい途中のバスのなか。本日は大学入学試験があるらしく、日中は大学のなかに入れません。論文はいったいいつ書き上げるのか。いましかなかんべ、というわけで、取り組んではいるものの、その他の喫緊の用事が立て込んで、なかなか前に進みません。
というのも、来週からフランスとスペインに行くからなのですね。やれ宿の予約だ、やれ早朝の空港へのアクセス方法だ、やれレンタカーの手配だと、インターネットのお陰で自力でなんとかなる部分が増えたために、手数料の代わりに労働が増加しています。なまじ情報収集できるものだから、探しちゃうんですねえ。できない英語をえっちらおっちら読みながら。
またそのうち書くことになるでしょうし、旅先での更新を目指していますけど、ソウルとロンドンにトランジット(空港だけ)してパリに行きます。帰りもソウル経由。果たして忘れ物することなく、十分な情報と気力と体力で渡航することができるのでしょうか。ただでさえやらねばならないことばかりで頭がパンクしそうだというのに。われながらいい度胸してると思いますが、お金払ったもんはやるしかないんだもーん。
トランジットといえば目下、

3rd ステーション

3rd ステーション

シンガポール トランジット」でございます。ご多分に漏れず購入したはいいのですが、忙しくてなかなかヘビーリスナーになれません。でも、いいアルバムですね。いままでなかったような「軽さ」が心地いい。これまでのアルバムもとても好きなんですけど、よりアンプラグド風になって、「後藤に音楽が追いついた」みたいな感じでしょうか。
やっぱり特筆すべきは「シンガポール トランジット」ということになりますね。寺田兄があんなコード進行を使ってくるとは。そしてごっちん以上にあの曲をきれいに歌える人を、僕は知らないと思うのです。
それから、ここは「渡良瀬橋」も取り上げておきたい。つくづくごっちんはポップスの人だなあと感じます。きれいな旋律をもってきさえすれば、確実にきれいに歌ってくれるというのは、この上ない安心感です。たしかに小津的と言われれば、そんな気がしてきます。
このアルバムを、エンコードして旅にもって行くことにしました。