てなてなの勝手に映画大賞2004
先ほど数えましたところ、本年はなんと75本もの作品を観てしまったので、だったらやらないわけにもいかんべということで、ヘンな企画です。ちょっと寝不足で言語が若干おかしなことになってるかもしれないですが、気にしないでください。さて、永坂が選んだ今年の10本はこんな感じ。なお、ノミネート作品はid:tarchin:12340003の通りで、たとえ公開年が2003年でもお構いなしですが、あまりにも古い作品は対象外にしてあります。
- 本年の映画10撰
「茶の味」 id:tarchin:20040730#1091178644
「サヨナラCOLOR」 id:tarchin:20041031#1099226517
「父と暮せば」 id:tarchin:20040908#1094574807
「ジョゼと虎と魚たち」 id:tarchin:20040229#1077983697
「世界の中心で、愛をさけぶ」 id:tarchin:20040602#1086185453
「オアシス」 id:tarchin:20040227#1077814090
「地球で最後のふたり」 id:tarchin:20041022#1098372575
「リアリズムの宿」 id:tarchin:20040422#1082602804
「花とアリス」 id:tarchin:20040325#1080154036
「ワイルド・フラワーズ」 id:tarchin:20040528#1085730505
いちおう、順位付けしてみたつもりです。惜しくも選外にした作品がわんさかあります。1番と2番の優劣は悩みましたが、今後の日本映画に影響を及ぼすかもしれないという意味で、「茶の味」を上位に。「サヨナラCOLOR」は未公開作ですが、観ちゃったものはしょうがない。
「父と暮せば」の宮沢りえと原田芳雄は、見事としか言いようがありません。役者の魅力という点では、「ジョゼ―」の池脇千鶴は新しいステップを登った観があるし、「世界の―」の長澤まさみは今年を代表するヒロインだったと思う。「オアシス」のムン・ソリの演技には驚愕したし、「花とアリス」のふたりはとにかくかあいかった。実は役者10撰もやりたかったのですけど、あまりにも難しすぎたのでやめました。
こうして見ると、やっぱり監督の存在の大きさが浮き彫りになっているように感じます。監督1作目がないんですよね。偶然なんですけど、そういうものかもしれないですね。そして、比較的若い監督の作品が多い。なかにはすでに次回作が控えている監督もいますけど、どんどん作っていただきたいし、お金のある方は彼らへのチャンスをどんどん与えていただきたい。なんとなく、ですけど、来年はちょっと日本映画が行き詰るんじゃないかという予感がしてまして、それが杞憂に終わることを願っています。
あと、来年はもうこんなに映画を観ないと思います。少なくとも、あれを観るからにはこれも見ないと、みたいな消費行動を取らない方針でいきたいと思っています。はい。