盛岡駅前のシネコン計画は頓挫

盛岡駅前にできるらしい商業ビル建設で、シネコン計画を打ち出していた会社が、計画を断念することになったそうです。その原因がシネコンなのだそうで、社長さん曰く「盛岡に本社を置く企業として伝統ある映画文化に影響が及ぶ計画は好ましくないと判断した。その後、シネコンなしでも検討したが計画そのものがが成り立たなかった」。英断に感謝しないといけないと思いますね。というのも、盛岡市内のどこであれシネコンができると、名物の「映画館通り」(1本のストリートに12スクリーンある)が壊滅状態になりかねないのです。
もっとも、大きな問題を解決できていないのは間違いないです。シネコンがないと駅前にビルを建てても採算が合わないとか、ほかの企業がコンペでシネコンを提案する可能性は十分にあるとか、そもそも映画館通りの集客強化の対策がどうなっているのかとか。昨日、映画祭が終わったばかりですけど、12スクリーン一丸となった対策を施していかないと、絶対に売り上げは落ちますし、外部の脅威に打ち勝てません。それができていないというのが正直なところ。少なくとも、愛想の悪いモギリのオバちゃんは排除しないとダメだよ。どことは言わないけど、すごく怖いのよ。あの社長さんはいい人そうなのに。