ある意味アート

アーティスティックなゴミ溜め
うだるような夏の日が過ぎたある日の穏やかな午後、緑の映える庭に、白い粗大ゴミがたたずみます。まるで大量消費時代を憂えるアートのようです。実はこれ、不法投棄ではなくてですね、年に数回ある大学の粗大ゴミ回収の光景です。毎度「どこかそこらへん」に集めておくだけというアバウトな処理がなされます。もちろん、あとで業者が引き取りに来るのですけど。ロッカー、イス、パソコンと、今回もバリエーション豊富に取り揃いました。そのゴミの傍で、なにやら物色中の青年がひとりいるのが分かるでしょうか。この直後、もうひとりやってきました。なにか収穫はあったのでしょうか。ふたりとも隣の研究室の人だったので、あとで偵察してみたいと思いますが。ちなみにこの数時間後、雨が降りました。精密機器はこれでアウトかもしれません。