映画と西日本の関係に関するメモ

農山漁村の過疎化は何十年も前から深刻視されているのに、誰もそれをとめることはできない状況です。しかし、これが映画の世界となると、田舎を舞台とした作品の製作がお盛んのように感じられます。それも、西日本の田舎。それが昔からなのか、最近の傾向なのか、はたまた僕の見当違いなのかはハッキリしませんが、試みをしてみたいと思います。なお、映画評論に関する書籍を一切読んだことのない人間の試みであることをあらかじめご理解ください。また、間違いはどんどん指摘してください。

  • 映画の舞台のカテゴライズ

対象:永坂が2004年に劇場にて鑑賞した日本映画のうち、小津作品と「キャシャーン」を除いて「ラストサムライ」を加えた全33作品。
1.主な(または重要な)舞台が東京とその近郊である作品
アイデン&ティティ」「ドラッグストア・ガール」「この世の外へ」「ヴァイブレータ」「問題のない私たち」「ゼブラーマン」「半落ち」「eiko」「花とアリス」「東京原発」「タカダワタル的「1980」「ジャンプ」「犬と歩けば」「死に花「ワイルド・フラワーズ」キューティーハニー
2.主な(または重要な)舞台が西日本である作品
ラストサムライ」(奈良県)「星砂の島、私の島」(沖縄県)「ガキンチョROCK」(大阪府)「ジョゼと虎と魚たち」(大阪府)「ニュータウン物語」(岡山県)「きょうのできごと」(京都府)「美しい夏キリシマ」(宮崎県)「リアリズムの宿」(鳥取県)「赤目四十八瀧心中未遂」(兵庫県)「チルソクの夏」(山口県)「クイール」(大阪府)「ジャンプ」(佐賀県)「犬と歩けば」(山口県)「世界の中心で、愛をさけぶ」(香川県)「ほたるの星」(山口県
3.主な(または重要な)舞台がそれ以外の地域である作品
「ふくろう」(東北地方)「天国の本屋〜恋火」(北海道)
4.分からない作品
バーバー吉野

一部重複もありますし、かなり自信のない部分もありますが、ざっとこんなところです。さすがに東京には適いませんでしたが、東京以北と以西の作品数の違いはハッキリしましたね。昨年、一昨年に観た作品を合わせても、大きな変化が出そうにありません。
さて、だからなんなのか。何か思いついたら、続編のメモを作成してみたいと思います。問題は、思いつくかどうか。