改めて思うけど「パコダテ人」は名画

たいてい、映画を観た日はなんとなく余韻でふわふわしているため、テレビもあまり観ない場合が多いです。が、今日に限っては余韻がなかった(!)ため、「松浦シングルMクリップス1」を観たあとに、前田哲監督「パコダテ人」まで観てしまいました。未見のDVDをかなり消化できました。
で、立て続けに観た映画を強引につなげてあれこれ書くというのは節操ないのですが、「パコダテ人」は、篠原監督へのアンチテーゼのような気がするのです。テンポといい、カットの美しさといい、ストーリーといい、役者の魅力といい、実によく出来てます。80分強のなかに映画の様々な要素を詰め込んでいるにもかかわらず、ストーリーがばらつくこともなく、逆にカットにゆとりさえ感じられる。前田監督が映画を好きなだけでなく、登場人物を強烈に愛しているのが伝わってきます。
この作品を僕は劇場でも観ているのですが、やっぱりいいですね。隠れた逸品です。