「一人ぼっち」と「母と娘のデュエットソング」

なっちのアルバム「一人ぼっち」の全12曲中9もの曲名がはてなキーワード化されてるのはすごいよな。たとえセルフカヴァーがあるにしてもな。
で、僕の情報収集の弱さゆえか、アルバム中の「母と娘のデュエットソング」を肯定的に見る人が全然いなくて寂しかったのですが、id:eal:20041222さんがかなりの紙幅を割いて褒めてらっしゃるので、ひとまず安心しました。そう、この曲はアルバム中でも非常に大事な1曲なのです。母の元を旅立った娘が、大きくなって再び母とともにいる。映画「東京マリーゴールド」の世界に似ていて、清々しい。大きくなった娘はひょっとしてもうアイドルではないのかもしれないけれど、そこには卒業の爽やかさがある。この曲がアルバムに含まれた意味を、いまいちど考えてみるといいよ。
ところで「腕組んで帰りたい」を聴くと、どういうわけか谷村有美の「午前0時のラブコール」を思い出すんです。で、久し振りにそっちのほうを聴いてみたら、まったく似ていなかった。おそらくアルバムのなかの位置付けの問題だったんです。この曲を聴くためにアルバムを頭から聴いたのだ、と思わせるだけの力があるわけですね。