2007-12-03から1日間の記事一覧

機微の積み重ねがある一瞬に至るまで 『愛の予感』

北海道・勇払、冬。男(小林政広)は、我が子を同級生に刺し殺され、失意からこの街の住人となった。いまは下宿先から製鉄所に通っている。下宿の食堂には、無口で下を向いてばかりいる女(渡辺真起子)が勤めている。見覚えがあった。加害者の母親だ。男に…