ポストアイドル

ちょっと調べた限りではまだこの言葉を使用している人がいなかったので、僕が造ったことにしちゃうかもしれません。先日思い浮かんだことですが、90年代から00年代にかけて、「アイドル」から「ポストアイドル」への形態移行があったという説を提案いたしますよ。
要するに、プラグマティックなアイドル像(テレビ出て、歌うたって、ドラマ出て、ドリフのコント出る、というお定まりのパターンによる商品としての)が、人数の多数化(およびカップリングの無限性)と登場媒体の多様化、ファンの"きっかけ"の多様化によって、表層化不可能なアイドル像へと変化する。進化というよりも変化。で、この形態に移行すればするほど、マニアックな存在に見えてしまうのは否めない。取っ付きづらくなる反面、ファンの深化は止まらない。
というような概念の提示だと、モーニング娘。をとても理解しやすくなるということに気づきました。それどころか、ローカルなアイドルとかVNIとかも説明可能だと思う。逆に言うと、「(ポストでない)アイドル」として売り出してもいかに売れないかという説明も可能かも。誰かこの概念、流行らせませんか。僕は忙しいのでそれどころでないよ。いや、誰かがとっくにやっちゃった気がしてますけど。うん、やってるね。