最後に咲く花が1番大きく咲く

もうひと月近く前に、来年働く会社からメールが届いて、宿題を出されました。その期限が今日であることに前日ようやく気づいて、数時間前に提出しました。「仕事をする理由」を問うものでした。ずいぶんと難しいものを出すなと思いましたけど、迷ったときに大事になるんだということで、自分なりのものを書ければよいようでした。
同期のなかには「食うため」ときっぱり答えた人もありました。そんな彼の正直なところがいいと思いますが、僕は金のためならもっと給料の多い仕事を選びます。数分考えた結果、「褒めてもらうため」と答えることにしました。この仕事を一生懸命にやっていれば、いつか誰かが褒めてくれるんじゃないか。だから、どんな人に褒めてもらうのが嬉しいだろうかと考えた結果、この仕事を選んだのかもしれない。そういうことにしました。
上のタイトルは、坂本サトル「最後に咲く花」(asin:B00005HLL8)からの引用です。前後をもう少し引用するとこんな感じです。

僕を照らしてる光はまだ小さく
消えそうになるけれど
そんな時は 君の声がするよ
 
行く先は決まれど 道なき道は続く
頼れるものはただ自分だけと
分かっているけれどいつか
 
最後に咲く花が1番大きく咲く
いつか君の元へ 会いに行くよ
その時は僕を褒めて 褒めてくれないか

会社にメールを書きながら、大人になるって難しいと思いました。