学術雑誌「森林科学」10月号に文化祭レポ

こんなに夜更かしする予定じゃなかったのに。夜更かしどころか、明日は早朝から学校に行き、夕方に始まるゼミまで懸命に思想建設の前進を図るつもりでいたのに。で、どうして夜更かししているのかといえば、スポニチポンちゃんに涙が止まらなかったからではなく(その涙は既に出尽くした)、前日の映画の感想をえっちら書いていたのと、こいつのスキャニング。よく覚えていないけれど、1年半はスキャナを動かしていなかったよう。しかも安物なので(操作者の技術も安物)、なんだか「いまふたつ」という出来栄え。
先日も書いたように、日本林学会の定期刊行物「森林科学」最新刊に、「モーニング娘。文化祭」のレポートがありましたので、ご紹介いたします。
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林野庁の方が書いておられます。あくまでも文化祭レポなので、だれそれがキャワ、とかいうことは一切書かれておりません。ただ、この手の雑誌に紹介されていること自体、あまりにも珍しいだろうということと、さすがにこの記事の存在を知っているモーヲタは、世間広しと言えどもほとんどいないだろうということで、希少価値ゆえご紹介している次第です。でもちゃんと名称に「。」が完璧についていて、かなり律儀です。
で、どんな内容かと言いますと、とあるNGOが国産材に関するブースを開いていて、そこに多くの出展と出店があった。これは子供に人気があって、プロダクションにも絶賛された。ステージでは課長さんとなかざーさんが森と木の重要性を訴え、職員のボランティアたちは、資料を配ったり子供の相手をしたりして頑張った。というようなことです。そして最後に、2日間で7万人も来たようだけど、「森林や環境にさほど関心がないような人たちが大勢集まるようなイベント」でPRするのは、意外といいかも、という感想を述べておられます。
僕は実際に7万人のうちの1人になったわけですけど、どうにもこうにもですね、イベントのテーマを理解しようとしないで来場した人の数が凄まじくて、これはあかんなという印象でした。もっとも僕は、あまり長い時間滞在できなかったので、だいたい午前中の印象で書いてますが。せっかく、あんたがたの好きなあんな人やこんな人がいいこと言ってんだから、少しは学べよと思ったものです。その点がどうしても欠けちゃうんだよね。
でも、林野庁の方には新鮮だったようで、それはいい刺激になるのでよかったと思います。林野庁って、予算がものすごく少ないのですね。だからなにかデカイことをドーンとやっちゃいたくて、いろんなところから予算を引っ張ってきても、結局はほかの省庁の力に押されちゃうのです。予算がないというのは権力がないということでもあって、なにかと肩身が狭いわけです。だから、たとえ環境省色の強いイベントでも、イベントの乗っかりであっても、そこに顔を出せたということがすごくいい機会だったのだと思います。
あとはあれよ。こちら側も、ちゃんと思惑どおりに意識しちゃうことです。エコモニ。の言うことはちゃんと聞いたほうがいいと。そういうことなんだよね。