チケットが高い件

たったいま、銭湯に行ってから研究室に舞い戻ってきたのですけど、それまで近くの部屋からお客さんが来て賑わっていたのに、ひとりひとりすーっといなくなって、ついに誰もいなくなりました。気を遣ってくれているのは分かりますが、寂しい身分になったものです。人脈の敗北という気もしますけど。ああ、風が強いな。さきほど、傘の骨が1本、もげました。
さて。WHAT A CUTE!さんとこにパロディが仕込んであって、これがなかなか興味深かったので取り上げてみます。僕の娘。コンの原風景というのは、今年の春のさくらコン千秋楽でして、あのときはハコのキャパシティの都合上、かなりの座席が埋まって(それでも2階までかな)、非常に盛り上がったと記憶しています。あの記憶があったものですから、今月の横浜アリーナの風景は、ちょっとした衝撃でした。あのときは、痩せ我慢して大きなハコを使わんでも、きっちり埋まるようなところを使えばいいじゃないかと思ったものですが、あれでも元は取れるんでしょうね、たぶん。グッズ買うしね。
ただ、ほかの人のコンサートと比べて、別に料金が高いわけではないです。「高め」ではあっても、決してべらぼうではない。もっとも、ミュージカルの料金にはひっくり返りますね。当時の自分の感想を読んでも、いかにあの12,000円という値段を解釈するかで悩んでいる跡が見られました(id:tarchin:20040530)。実際の料金は4,000円で、あとはおひねり、というのがそのときの結論でした。そして、あれを2,000円で見られるなら、中学生がたくさん来れただろうと思ったものでした。会場の立地はすこぶるよかったのだから。
ついこの間も書いた気がしますけど、僕には、中高生と同性に愛されるアイドルが最後に残るという持論があります。持論というよりは仮説でしょうか。とくに中学生は大事です。ちょうどオーディションをやっている最中ですが、過去にオーディションで合格した人たちの多くは中学生だったわけで(今回はほぼ対象外ですが)、その意味でも彼ら彼女らを大事にしないと、将来は本当に暗いです。第二のガキさんは現れません。
せめて、女子中学生は2,000円、男子でも3,000円などという料金設定を施せば、まだ観客は増えるように思います。料金設定を細かくすると、いちいちチェックするのが非常に難しくなるのは事実ですが、年齢別の料金設定をしているミュージシャンがまったくいないわけではありません。彼らの世代を尊重する姿勢を見せてくれるのなら、「大の大人」の料金が少々高くても、むげに批判はしません。
とにかく新しい客層を獲得することです。僕はロックフェスにごっちんを送り込んだら、面白い化学反応が見られるんじゃないかと思っているんですがね。そういった活動のためにもしもモーヲタが犠牲になっても、それはまったく悪いことではないはず。