14歳だった

10年前の今日は、14歳、中学2年でした。この時間はまだ寝ていました。戦場みたいだなあと思ったのが、最初の印象でした。この年はこの国にとってとても大事だと言われていて、この辺りからどんどん世の中が暗くなっていきましたけど、たしかにいい思い出はないなあ。悪い思い出もないんだよなあ。なーんにもないまんま、とうとうここまで来ちゃった気がします。それでいて、こんなはずじゃなかったとも思わないし、「あの日」に帰りたいなんてこともちっとも思わない。だいたい「あの日」っていつなんだか知らない。記憶にとどめようと思うことが、ほとんどない。きっとあんまり他人の記憶にも残っていないんだろうなあ。いや、地震のせいにするつもりはなかったのだけれど、ふとそんなことを思ったのですよ。
今朝も冷える。まだ夜は明けない。