ニコチンは自殺を招くか

記事によると、自殺した人の血中ニコチン濃度は、その他の死因の人のそれより、平均で3.5倍高かったそうです。圧倒的に使用した遺体の数が足りないと思うのですが、「たばこの本数が異常に増えれば、自殺に走るサインの可能性がある」と研究者は指摘しています。
僕はこの方面の学生でないのでメカニズムがまったく分かりません。ただ僕の経験では、そもそもタバコの本数が急激に増える人は、タバコでも吸わなきゃやってらんないから吸うのであって、それなりのものを抱えているため危険です。喫煙の行為に及ぶというのはまた、その行為を誰かに見てもらいたいという暗黙の願望があって、結果として自殺に至った人は、おそらく誰にもその危機を察知してもらえず、その寂しさゆえ負のスパイラルに陥ったのだと思います。憶測ですが。だから、周囲でそういう危険そうな人がいたら、声をかけるといいです。それだけでずいぶん違うと思います。
で。記事で気になったのは、世の中に「法中毒学」なる学問があるということですかね。調べてみると、「日本法中毒学会」なるものがあって、会費は僕のいる学会よりも安いです。羨ましい。学会誌の中身を見てもさっぱり分からないのですが、とりあえずシュールなので、気に入りました。なお事務局は警察庁科学警察研究所のなかにあるそうです。ほんとによく分からない。